3月30日、任期満了に伴う秋田県内7市の市長選挙が告示された。午後5時の立候補受け付け締め切りの結果、秋田市と北秋田市の2市で選挙戦が行われることになった一方、残る5市では無投票当選が決まった。
秋田市長選 前回候補者2人による一騎打ち
秋田市長選挙は、新人で無所属の沼谷純氏(52)と現職で無所属の穂積志氏(67)の2人による選挙戦となった。この2人は前回選挙でも争った経緯がある。
前回の選挙では3人による争いだったが、今回は前回立候補した武内氏が出馬を見送った。武内氏の支持層がどちらに流れるかが今回の選挙の勝敗を左右する重要な要素になると見られている。
北秋田市長選 12年ぶりの選挙戦に
北秋田市長選挙では、5選を目指す現職の津谷永光氏(73)に対し、市議会議員の虻川敬氏(52)が挑む形となった。北秋田市では平成25年(2013年)以来、12年ぶりの選挙戦となった。
津谷氏は慶應大学卒業後、昭和62年(1987年)に県議選で初当選。県議会議長や自民党県連会長などを歴任し、県議6期目途中に辞職して平成21年(2009年)に市長選に出馬、当選した。平成25年(2013年)は新人1人を退け、以降は平成29年(2017年)と令和3年(2021年)と2期連続で無投票当選を果たしてきた。
一方、挑戦者の虻川氏は「生まれ育った北秋田の未来をより良くするため、新たな一歩を踏み出した。この街には素晴らしい魅力があふれている。しかし、これからの時代を見据え、さらに活気あふれる街へと成長させるには、新しい力と行動が必要。皆さまとともに北秋田の未来を切り拓き、誰もが誇れる街へと進化させたい」と決意を表明。全天候型のスポーツ環境整備や保育料・給食費の無償化、水道料金値上げの5年間凍結などを重点政策として掲げている。
5市は無投票で現職が継続
男鹿市、潟上市、由利本荘市、大仙市、湯沢市の5市では対立候補が現れず、現職市長がそれぞれ無投票で当選が決まった。
この状況は、地方政治の担い手不足が深刻化していることを浮き彫りにしている。各市にはそれぞれ課題があるはずだが、それに対する異なる政策を掲げて選挙戦を行う候補者が現れなかったことは、地方自治の活力という観点から懸念される状況だ。
選挙日程
秋田市と北秋田市の市長選挙は4月6日に投開票が行われる。同日には秋田県知事選挙や秋田県議会議員補欠選挙も実施される。
各市の立候補者・当選者一覧
【秋田市】
- 沼谷 純(52)無所属・新人
- 穂積 志(67)無所属・現職
【北秋田市】
- 虻川 敬(52)無所属・新人
- 津谷 永光(73)無所属・現職
【無投票当選した市長】
- 男鹿市:菅原 広二(73)無所属・現職
- 潟上市:鈴木 雄大(54)無所属・現職
- 由利本荘市:湊 貴信(59)無所属・現職
- 大仙市:老松 博行(70)無所属・現職
- 湯沢市:佐藤 一夫(61)無所属・現職